モンテッソーリ教具

【三項式の箱】27個から学ぶ数学的理解〜モンテッソーリ算数教育〜

この記事でわかること

・モンテッソーリ教具【三項式の箱】の仕組みとは? 

・【三項式の箱】のお仕事の目的とは? 

・【三項式の箱】から得る効果とは?

この様な疑問をお持ちの方に、

画像多めで解説してみようと思います。

4年間モンテッソーリ園に通っている中で、

息子が3〜4歳児クラスの時に夢中になっていたお仕事です🌟

文系で数学が苦手な私なので、

子どもと同じ目線で出来るだけわかりやすく分解してみました。

はじめに 三項式とは?

初等代数学における三項式とは、三つの項からなる多項式のことを言うそうです。

等代数学における三項式(さんこうしき)とは、三つの項からなる多項式を言う。

より一般には、三つの項からなる代数式を単に三項式と呼ぶこともある。

これと対照的に、三項からなる多項式の方は「三項多項式」と呼んで区別する。

引用元:ウィキペディア

三項式と言われてもあまりピンとこないのですが、

三項式の箱だけではなくモンテッソーリの教具をみていると、

はじめて数学の美しさに気付かされます。

モンテッソーリ教具【三項式の箱】の目的

三項式の箱を使ったお仕事の狙いは、

・視覚から3次元を理解する力を養う

・具体物を使いながら、数学的な思考を育てる

ことです。

4歳くらいから夢中になり、一瞬で組み立てていきます。

モンテッソーリ教具の「三項式の箱」は、

a,b,cの3パターンの長さからなる直方体を組み合わせた立方体。

この公式を具体化した教具で、

視覚的に数学的理解をすり込んでいきます。

モンテッソーリ教具【三項式の箱】の仕組み

三項式の箱の中には、赤・青・黄・黒に色分けされた、

27個の直方体でできています。

それぞれの一辺は3つの長さ(a,b,c)の組み合わせで、

これらを組み立て、大きな立方体に仕上げていきます。

直方体(立方体)の体積=縦×横×高さ
縦(a+b+c)× 横(a+b+c)× 高さ(a+b+c)  
→ (a+b+c)の3乗が出来上がる立方体の体積

園長先生
園長先生

体積を求める意識は子どもにはもちろんないのですが、

数学的な概念を無意識に取り入れると言う意味で、

大きな役割があります。

立方体の6面はどの面から見ても、

赤・青・黄の並びが統一されています。

立体の中も並びは同じで、3次元でこの規則性が統一されています!

木箱の中に入っている直方体の全ては27個

モンテッソーリ教具【三項式の箱】から得る効果

3次元のパズルを楽しむ感覚で、

小学校以降に学ぶ代数へ自然と慣れていくことができます。

まさに具体から抽象への流れがあるので、

理解が深まることが期待されます。

数学の苦手意識が強まる前に、

知育として取り入れるとスムーズです。

モンテッソーリ教具【三項式の箱】まとめ

いかがでしたか?数学が苦手

(=苦手なものは嫌いになってしまう)な母ですが、

子どもに教える際に、

視覚的に説明できる具体物があると良いなという思いもあり、

家でも購入して4歳から始めています。

今は理解しているもいないもわからない状態ですが、

とにかく夢中になって組み立てております。

場所も取らず、見た目もおしゃれな木の教具なので、

一度お試しくださいませ!