小学校Life

小学1年生算数でのつまづき

この記事では、

自閉症グレーゾーンの息子が小学校1年生で、

算数の授業でつまづいたところを書いています。

小学1年生で受ける算数の授業内容とは?

自閉症・グレーゾーンの子どもが就学前に準備しておきたいこと

1年生で受ける算数の授業内容

小学一年生一学期の算数授業

数字を知る〜具体物を数字(抽象)で表す

10までの数を数字で表す

10までの数の大きさを比べることができ、順番がわかる

10までの数を使って、順番を表すことができる

順番の数(前から3個め)とまとまりの数(前から3個)の違い

10までの数の仕組みがわかる(例:10は3と7でできている)

10までの数をつくる

足し算(繰り上がりなし)式(しき)との出会い

答えが10までの足し算ができる

足し算の意味がわかり、式に表すことができる

足し算を使って、文章問題を解く

引き算

10までの数の引き算ができる

引き算の意味がわかり、式に表すことができる

引き算を使って、文章問題を解く

図と数

物の数を図に表すことができる

図に表した物の数を読み取ることができる

小学一年生二学期の算数授業

20までの数字(指で足りない範囲へ)との出会い

20までの数を正しく数え、数字で表す

20までの数の仕組みや順序がわかり、計算ができる

時計の学習(アナログ時計の読み方)

何時、何時半の時計を読むことができる

時計で何時、何時半を表すことができる

色々な足し算・引き算・混同

3つの数の足し算と引き算ができる

答えが10より大きい足し算ができる(繰り上がりがある)

10いくつから引く引き算ができる

長さ比べ、かさ比べ

長さや、かさを色々な方法で比べることができる

かたち遊び

同じかたちを探すことができる

映しとった形がわかる

小学一年生三学期の算数授業

現在、大きな数(100までの数)の学習中✏️

就学前に準備しておいて良かったこと

アナログ時計に馴染んでおく

時計の読み方は1年生の2学期で学習しますが、

入学式の翌日から、時計とチャイムに合わせて行動する毎日が始まります。

日常生活でもアナログ時計を見ながら行動したり、

お出かけの時には子ども用の腕時計をつけて電車に乗ったり。

しっかりと読めなくても、

慣れ親しんでおくことがとても良かったです。

感覚的に数学の概念をすり込んでおく

息子は2歳から4年間モンテッソーリ教育を受けました。

モンテッソーリ子どもの家では、

小さな頃から数への概念を伝える教具があり、

例えばビーズを使った10進法の教具「金ビーズ」では、

具体物から10の仕組みについて知ることができます。

具体物にしっかり触れているので、

それを数字に置き換えるという作業がスムーズだと思います。

モンテッソーリの算数教育 「三項式の箱」のやり方を解説

モンテッソーリの算数教育 「金のビーズ」とは?

日常生活の中でたくさんの「数の具体物」に触れておく

「折り紙を3枚持ってきて」

「本を2冊読もう」など、

日常生活の中で自然と個数を数える練習をしました。

いろんな立体に触れておく

面積や体積を求める前段階で、

「かたち」や「かさ」についての授業があります。

「この形は積み上げやすい」とか「転がりやすい」

などを学びます。

グレーゾーンの息子がつまづきやすいところ

理解しているけど点数に結びつかないことも多い

文章題の文脈につまづく(国語力の課題)

当初は、計算が得意で文章題が苦手と予想していたのですが、

そうでもなく、気分によってできる時とできない時の差がすごいです。。

焦って問題文を飛ばしたり、

答えのマスだけ見て、思い込みで答えたり。。

答えは名刺で書くのか、①、②など番号で答えるのかの間違いや、

そもそも語彙力が少ないために、文章を理解することにつまづきます。

最後に

適切な時期に適切な学習が望ましい

あまり早期に先取りする必要はないと思うものの、

グレーゾーンの息子にとっては、

リハーサルとも言える「一度見たことがある」という状態が

とても大事でした。

いろいろあった幼児期でしたので、

「学校という社会に慣れる」

「友達と遊べるようになる」

が目標で、学習は少し遅れていてもいい、

それこそ

テストの点数なんて二の次と考えていたのですが、

やっぱり数値で表されることには

子どもにとっても大きな喜びがあるようなので、

おうちでもフォローしていきたいと思います。